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健康情報 はしか感染者がハイペースで急増中

去年の同時期に比べ、はしか感染者が猛スピードで増えています。厚生労働省は、ワクチン接種歴を確認し、はしかを疑う症状がある場合には外出を控えるように呼びかけています。

 はしかは麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。これはインフルエンザウイルスの約10倍、新型コロナウイルスの約3倍という強さです。
 初めは38度前後の熱が出て、やがて咳、くしゃみ、鼻水がひどくなり、目やにや涙目などの症状が出てきます。4、5日すると、頬の内側に特徴的な白い斑点(コプリック斑)がみられます。この前後から熱は少し下がりますが、その後再び上昇します。この頃、はしか特有の暗赤色の発疹が顔に現れ、2、3日のうちに全身に広がります。
 発疹が出てから1週間ぐらいで熱が下がって発疹も治まりますが、脳炎や肺炎を併発することもあるので注意が必要です。特効薬はなく、解熱剤など症状に応じた治療が行われます。
 はしかを疑う症状がある場合、外出を控え、受診する際には事前に医療機関に連絡し、なるべく公共交通機関の利用を避けてください。

 手洗いやマスクの着用だけでは、はしかは予防できません。
 最も有効なのはワクチン接種です。これにより、約95%の人がウイルスに対する免疫を獲得することができます。2回の接種を受けると、その免疫がより強くなったり、1回の接種では十分な免疫を得られなかった人の多くが免疫を得られることがわかっています。
 現在の日本では、1歳時と小学校入学前の1年間の計2回ワクチン接種が実施されています。しかし2回接種が制度化される平成2年4月生まれ以前の年代では、1回あるいは未接種の可能性があります。該当する人は子どもの頃の予防接種記録などを確認するか、医療機関で抗体検査を受けるといいでしょう。
 2回の接種が済んでいない子どもの親や同居家族、妊婦の同居家族には、家庭内感染防止のためにワクチン接種が勧められます。
 なお、はしかにかかったことがある人は、免疫をもっていると考えられるため、予防接種を受ける必要はありません。
*抗体検査や予防接種には費用がかかります。医療機関にご確認ください。

 はしか流行の背景には海外との行き来が盛んになったことがあります。流行している国に行く場合にはワクチン接種の有無や回数を確認し、接種していない場合は接種しておいたほうがよいでしょう。
また、帰国後2週間ほどは発熱や発疹に注意しましょう。
 なお、はしかについてわからないことがあるときは、薬局の薬剤師に気軽におたずねください。