お知らせNews

健康情報 冬に向けての備えを始めましょう

冬になると増える健康トラブルに、インフルエンザやヒートショックなどがあります。時には重症化し、最悪の場合には命にかかわることもあるので今からしっかり備えましょう。

 今シーズンは異例の早さで流行しているインフルエンザですが、引き続き注意が必要です。発症すると38°C以上の急激な高熱、全身の倦怠感、関節痛や筋肉痛などの全身症状が現れます。高齢者や乳幼児などの場合、肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症が起こることがあるので、これらの症状が現れた場合には、早めに受診しましょう。
 インフルエンザの発症を抑えたり、重症化を防いだりする効果が期待できるのがインフルエンザワクチンです。接種の約2週間後から血液中に抗体が増え始め、1~2カ月後にピークを迎え、約5カ月間一定の効果が持続します。重症化しやすい持病を抱える高齢者などはできるだけ早く、遅くとも12月中旬までに接種をすませましょう。なお、接種回数は、大人は1回、生後6カ月~13歳未満の小児は2回が原則です。1回目と2回目の間隔は2~4週間(4週が望ましい)とされているので、それを考慮して接種時期を決めましょう。また、2歳以上19歳未満の子どもや若者を対象とした、鼻に噴霧するタイプのワクチンの接種が2024年から始まっています。
 多くの自治体で接種費用の補助制度を設けています。市区町村の窓口に問い合わせて確認するとよいでしょう。

 寒い時期には、自宅内の寒暖差によって心筋梗塞などを引き起こす「ヒートショック」にも注意が必要です。多く発生するのが入浴時で、暖かい部屋から寒い脱衣所・浴室に移った後、浴槽に入って体が温まることで血圧が乱高下し、血管や心臓に負担がかかるために起こると考えられています。時には生命を脅かすこともあります。

 入浴中の事故を防ぐには、入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく、湯温は40°C以下、お湯に浸かる時間は10分まで、浴槽から急に立ち上がらない、食後すぐの入浴、またはアルコールが抜けていない状態での入浴は控えるなどの対策が有効です。
 住宅の中ではトイレや玄関、廊下なども寒暖差が激しいので注意が必要です。トイレにヒーターを置いたり、夜中にトイレ、早朝に玄関に行くときは1枚刃織って温かい服装にするなどの工夫をしましょう。

 こたつ、湯たんぽ、あんか、電気カーペット、使い捨てカイロなど40~50°Cくらいの温度のものでも、長時間皮膚に触れていると負ってしまうのが低温やけどです。熱の影響を長時間受けるため皮膚の深い組織にまで損傷が及び、壊死や潰瘍につながることもあります。上記のような製品を使用する際は、使いっぱなしにしないなど、説明書に記載された正しい使用方法を守りましょう。
 なお、冬に向けての健康対策などでわからないことがある場合には、薬局の薬剤師に気軽におたずねください。